ハヤシ トモヤ
HAYASHI TOMOYA
林 知也 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
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言語種別 | 英語 |
発行・発表の年月 | 2022 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Specific acupuncture stimulation of “Shenshu” (BL23) affects sympathetic nervous activity-associated plasma renin concentration changes. |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | J Tradit Chin Med |
掲載区分 | 国外 |
巻・号・頁 | 42(2),pp.250-255 |
担当範囲 | 研究を統括するとともに,血漿レニン濃度の測定を担当した。 |
著者・共著者 | Umemoto K, Hayashi T, Fukushige K, Hirai S, Terayama H, Sakabe K, Naito M |
概要 | 本研究は,腎兪(BL23)への鍼刺激が交感神経系活動が関係した血漿レニン濃度に影響するかどうかを検討した。健常成人8名(平均年齢25歳)を対象とし,実験群をコントロール群(cont群),腎兪穴刺鍼群(BL23群),非経穴刺鍼群(sham群)に分け,被験者には全群の実験に参加してもらった。1時間以上安静仰臥位の後,交感神経系を亢進させるために立位とした。鍼刺激は立位中に行った。パラメーターは心拍数の周波数解析から得た低周波成分(LF)/高周波成分(HF)と,自己採血による血漿レニン活性(PRA)とした。結果として,仰臥位と比較して立位での刺激中と刺激後のLF/HFはcont群とsham群では有意に増加したのに対し,BL23群は変化を認めなかった。同様に,仰臥位と比較して立位での刺激中と刺激後のPRAは,cont群とsham群では有意に増加したのに対し,BL23群は変化を認めなかった。本研究の結果は,立位での腎兪への鍼刺激は,交感神経活動が関係した血漿レニン濃度を減少させたことを明らかにした。
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