ハヤシ トモヤ
HAYASHI TOMOYA
林 知也 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004/12 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | Localized short elastic tape affects the hamstring reflex on anterior cruciate ligament deficient knee |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Bulletin of the Osaka Medical College |
巻・号・頁 | 50(1,2.),7-11頁 |
担当範囲 | 実験結果の考察と論文作成を担当した。 |
著者・共著者 | Y. Itoh, T. Hayashi, T. Hoshi, T. Hojo, Y. Hirasawa, M. Miyamoto and T. Kubota |
概要 | 局所的連続皮膚刺激が,陳旧性前十字靱帯完全断裂患者の膝の機能的安定性に及ぼす影響を調べるために実験を行った。1)損傷側と非損傷側の膝への皮膚刺激なし,2)損傷側の膝への皮膚刺激,3)皮下麻酔下での損傷側の膝への皮膚刺激の,3種類の条件下での測定を行い,比較検討した。連続した皮膚刺激として,膝を機械的に固定しないように,膝の片側への短いテープ貼付を選択した。膝の機能的安定性を評価するために,脛骨の急激な他動的前方移動によるハムストリングの伸張反射を生じさせ,その反応潜時を測定した。テープ貼付なしでの損傷側と非損傷側での反応潜時は,それぞれ68.7 msと43.4 msであった。テープ刺激時は,損傷側において反応潜時が,49.0 msと短くなり,砒化麻酔下ではそれが58.5 msと延長した。これらのデータは,ACL損傷の膝への小さく,かつ局所的な連続した皮膚刺激が,膝の機能的安定性に寄与すると考えられている伸張反射を改善することを示唆している。 |