ハヤシ トモヤ
HAYASHI TOMOYA
林 知也 所属 保健医療学部 柔道整復学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2003 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | The redox states of serum and synovial fluid of the patients with temporomandibular joint disorders |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | Japanese Journal of Physiology |
巻・号・頁 | 53,351-355頁 |
担当範囲 | 測定とデータ解析の一部を担当した。 |
著者・共著者 | M. Tomida, J. Ishimaru, T. Hayashi, K. Nakamura, K. Murayama and S. Era |
概要 | 女性顎関節症患者群と健康成人女性群の顎関節滑液と血清中のヒト血清アルブミン(HSA)の酸化・還元状態を解析した。患者群,及び健康成人群の還元型の分画(fHMA)は,滑液中でそれぞれ65.8±9.1%,71.2±4.9%であり,血清中でそれぞれ79.4±4.0%,81.3%±2.8%であった。これらから滑液は極度の酸化状態であることが示された。さらに患者群の滑液のfHNA-2は2.9±0.9%であり,健康成人群の1.7±0.3%に比し,有意に高い値を示し(P < 0.01),このことは顎関節症では酸化的ストレスの程度が,非常に高いことを示している。これらの結果から,滑液の極度の酸化状態は,顎関節症の病因の一因であることが強く示唆された。 |