ヨシダ ユキヒロ
YOSHIDA YUKIHIRO
吉田 行宏 所属 鍼灸学部 鍼灸学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 遅発性筋痛に対する鍼治療の効果 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 臨床スポーツ医学 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 27(6),613-620頁 |
著者・共著者 | 片山憲史、木村啓作、吉田行宏 |
概要 | 遅発性筋痛(DOMS)はスポーツ活動や不慣れな運動を行った後、1~2日遅れて自覚する筋肉痛であり最近、動物やヒトにおいて様々な報告がされている。DOMSの発生パターンについての研究および鍼治療(物理療法を含む)の効果について、さらに運動習慣と加齢によるDOMSの発生パターンについて検討した。MRI像では負荷直後と比較して24~48時間後に大腿四頭筋部に明確な高信号域を認め、168時間後に消失し、DOMSの変化も同様の時期にピークに達した。また、短時間の嫌気性等張性収縮運動より長時間の伸張性収縮運動の方がDOMSをきたしやすく、DOMSは加齢により発生ピークが遅延することが明らかとなった。非運動群ではDOMSの程度と年齢の間に高い相関を認め、運動群ではDOMS発生のピークと消退が早く、痛みの程度も非運動群と比べ有意に低い値を示した。 |