ヨシダ ユキヒロ
YOSHIDA YUKIHIRO
吉田 行宏 所属 鍼灸学部 鍼灸学科 職種 講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2010 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | ラットin vivo肉離れ損傷モデルの作製とそれに及ぼす鍼通電刺激の効果について |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本温泉気候物理医学会雑誌 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 73(3),177-190頁 |
著者・共著者 | 吉田行宏、林知也、矢野忠 |
概要 | 肉離れに対する鍼治療の効果を検討するために、肉離れ損傷モデルをin vivoで作製し、それに対する鍼通電刺激の影響について検討した。Wistarラットを対象とし、1回の牽引刺激により伸張性収縮を行う群、5回行う群、無処置の群、鍼通電刺激群とに分けた。指標として腓腹筋の単収縮による筋張力と、Randall-Selitto testによる疼痛閾値、血清クレアチンキナーゼ(CK)活性を測定した。EA群は50Hz、0.5mA、15分間の鍼通電刺激を毎日計6回行った。Cont群では筋張力、痛覚閾値、CK活性に変化は認められなかった。伸張性収縮により、筋張力、痛覚閾値の減少、CK活性の上昇が認められたが、伸張性収縮の回数による差は認められなかったことから、伸張性収縮を1回行うことが肉離れ損傷モデル作製として適切と考えられた。このモデルに対してEAを行った結果、筋張力、痛覚閾値が早期に牽引刺激前値に戻る傾向を示したことから、EAは肉離れ損傷の改善に一定の効果を有することが示唆された。 |