photo
    (最終更新日:2022-04-02 10:33:02)
  イサ ヒロシ   HIROSHI ISA
  伊佐 浩史
   所属   前橋工科大学  工学部 総合デザイン工学科
   前橋工科大学大学院  工学研究科 生命情報学専攻(修士課程)
   前橋工科大学  工学部 建築・都市・環境工学群
   職種   准教授
プロフィール
■ 現在の専門分野
通信工学 (キーワード:通信方式、変復調、信号処理、量子計算理論、量子情報) 
■ プロフィール
理学部物理学科で理論物理学(相対論的場の理論)を学び、大学院では通信理論を専攻。これまで、主に通信における信号受信方式や信号処理についての研究に従事。最近は、量子コンピューター、量子暗号等の量子情報理論に興味を持っている。
■ 研究室
情報メディアシステム研究室:音響や制御等のシミュレーションによる研究と,その結果のコンピューター・グラフィックスによる視覚化を研究しています。
■ 技術相談・講演・共同研究に応じられるテーマ
高速ディジタル通信における信号受信方式
量子情報理論
■ 現在取り組んでいる研究内容
通信における信号受信方式

移動体通信においては、移動体周囲の電波伝搬環境の変化と移動体の走行により、受信波の振幅、位相が時間と共に複雑に変動する周波数選択性フェージングが発生する。周波数選択性フェージングを受けた伝送路においては、その伝送路応答はランダムな時間変動を示す。さらに、移動体の走行により伝送路応答の時間変動は高速なものとなる。このため、受信される信号は複雑に歪んだ波形となり、符号間干渉を起こし、雑音が無い状態でも受信誤りを起こす。
そこで、受信側では、フェージングを受けて歪んだ波形から送信された信号を正確に再生する手段が必要となる。移動体通信での伝送路応答のような、高速、かつランダムな時間変動を示す伝送路応答に対しては、送信信号系列の推定の過程で、同時に伝送路応答の推定を行う方法が有効であると考えられる。この方法の一つの実現である、ブランド・ビタビ・アルゴリズムについての理論的検討と計算機シミュレーションによる数値的検討を行っている。
業績
■ 著書・論文歴
1. 2019 論文  The n-th relative operator entropies and the n-th operator divergence Annals of Functional Analysis  (共著) 
2. 2019 論文  Velocity and acceleration on the paths A♮t B and A ♯x,,r B Scientiae Matematicae Japonicae 82,No1(2019)(7-17) 80(1),pp.7-17 (共著) 
3. 2017 論文  Some operator divergences based on Petz-Bregman divergence Scientiae Mathematicae Japonicae 80, No.2 (2017),(161-170)  (共著) 
4. 2015 論文  Expanded relative operator entropies and operator valued α-divergence Journal of Mathematics System and Science, 5(2015),215-224.  (共著) 
5. 2015 論文  On relations between operator valued α-divergence and relative operator entropies Scientiae Mathematicae Japonicae, 78 (2015), 215-228. (online: e-2015 (2015), 215-228.)  (共著) 
全件表示(11件)
■ 学会発表
1. 2017/03/25 Relative operator entropies and operator valued divergences via divided difference(日本数学会2017年度年会)
2. 2016/11/10 Velocity and acceleration at point of the paths A♮_t B and A♯_(t,r) B(RIMS研究集会,作用素論に基づく量子情報理論の幾何学的構造に関する研究と関連する話題)
3. 2016/10/09 Current topics on relative operator entropies and operator divergences(作用素論・作用素環研究集会)
4. 2016/10 Current topics on relative operator entropies and operator divergences(作用素論・作用素環研究集会報告集,p.1-10.)
5. 2016/09/16 Velocity and acceleration at point of the path A♯_(t,r) B(日本数学会2016年度秋季総合分科会)
全件表示(20件)
■ 学歴
1. 東邦大学大学院 理学研究 博士課程修了 博士(理学)
■ 職歴
1. 2022/04~ 前橋工科大学 工学部 建築・都市・環境工学群 准教授
2. 2017/04~ 前橋工科大学大学院 工学研究科 生命情報学専攻(修士課程) 准教授
3. 2017/04~ 前橋工科大学 工学部 総合デザイン工学科 准教授
4. 1997/04~2017/03 前橋工科大学 工学部 総合デザイン工学科 助手
■ 学内役職・委員
1. 2015/04/01~2019/03/31 前橋工科大学 入試委員
■ 所属学会
1. 電子情報通信学会
2. 日本数学会