タカギ カツヒロ   Katsuhiro.TAKAGI
髙木 勝広

  • 所属   松本大学大学院  健康科学研究科 健康科学専攻
  •    松本大学  人間健康学部 健康栄養学科
  • 職種   教授
発表年月日 2009/12
発表テーマ カテキンによる SHARP-1遺伝子の発現誘導機構の解析
会議名 第82回日本生化学会大会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 神戸ポートアイランド
発表者・共同発表者 共著者:浅野公介、髙木勝広、羽石歩美、山田一哉
概要 本研究では、緑茶カテキンの一種である epigallocatechin gallate (EGCG)が ラット enhancer of split- and hairy-related proteinSHARP-1)遺伝子の発現を誘導できるかどうかを検討するとともに、そのメカニズムを解析することを目的とした。まず、H4ⅡE 細胞を、EGCGで様々な濃度・時間で処理しSHARP-1 mRNA の発現量を測定した。その結果、SHARP-1 遺伝子の発現は、EGCG によりインスリンと同様 2 時間と非常に早期に誘導されることが明らかになった。次に、各種シグナル伝達経路の阻害剤を用いて、EGCG による SHARP-1 遺伝子の発現誘導経路の解析を行ったところ、PI 3-K 経路の阻害剤である LY294002、PKC の阻害剤である staurosporine、およびRo 31-8220、ならびに DNA 依存性 RNA ポリメラーゼの阻害剤である actinomycin D 処理により SHARP-1 mRNA の誘導が部分的に阻害された。以上の結果から、EGCG は、少なくとも PKC 活性化を介して転写レベルで SHARP-1 遺伝子の発現を誘導する可能性が示唆された。
担当部分:研究における部分的な指導者

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