キムラ ハルヒサ   Haruhisa.KIMURA
木村 晴壽

  • 所属   松本大学大学院  総合経営研究科 総合経営専攻
  •    松本大学  総合経営学部 観光ホスピタリティ学科
  • 職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/09
形態種別 研究論文(大学,研究機関紀要)
標題 戦後の大店規制に関わる立法過程と商調協
-いわゆる地元民主主義をめぐって-
執筆形態 単著
掲載誌名 『地域総合研究』Part1
掲載区分国内
出版社・発行元 松本大学地域総合研究センター
巻・号・頁 (16),7-26頁
概要 * 戦後の大規模小売店規制法は、百貨店法(第二次)・大店法・大店立地法という変遷をたどった。百貨店法・大店法の施行下、大店法の改正までは、各地の商工会議所に設置された商業活動調整協議会(商調協)が大型店出店の可否を審議していた。百貨店法・大店法の立法過程でそのあり方が問題視されていたにもかかわらず商調協は、法律の規定がないまま通産省の行政指導によってコントロールされていた。このような経緯を踏まえ本論は、地元民主主義が的確に機能する方向で行政指導が作用したとは言い難く、商調協は、地域主導の利害調整を通じて独自の地域経済構想を描く存在ではなく、制度的に入り組んだ調整システムに縛られ、むしろ混乱に陥ったのが実態だったことを明らかにしている。

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