フジナミ ダイサブロウ
Daisaburo.FUJINAMI
藤波 大三郎
- 所属 松本大学松商短期大学部 経営情報学科
- 職種 教授
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2019/03 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 日本社会とアベノミクスの金融政策 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 松本大学研究紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 松本大学 |
巻・号・頁 | (17),1-32頁 |
概要 | アベノミクスの金融政策によりわが国はデフレを脱却しつつあり、物価は徐々に上昇し、円高と呼ばれる状況はなくなった。デフレの原因については様々な論争があるがインフレ目標を設定した大胆な金融緩和政策が物価の上昇と雇用情勢、企業利益等に効果があった点からはデフレは短期的にも基本的には貨幣的現象であるがり、賃金が上がりにくく、インフレ目標が未達の点からは金融市場と労働市場等の制度的問題と言えるである。労働市場が流動性の高い市場に変化すれば賃金は上昇しやすくなるが、かつての日本的経営を支えた株式持合いの解消、株主の声の復活を踏まえて、新しい企業経営、雇用制度、公的保障等の総合的な見直しと再構築が求められている。 |