マルヤマ フミオ   Fumio.MARUYAMA
丸山 文男

  • 所属   松本大学  人間健康学部 スポーツ健康学科
  • 職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2019/01
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 Relationship between the atmospheric CO2 and climate indices by wavelet-based multifractal analysis
執筆形態 単著
掲載誌名 Journal of Geoscience and Environment Protection
掲載区分国外
巻・号・頁 7,pp.38-51
著者・共著者 Fumio Maruyama
概要 CO2は地球温暖化の原因としてたいへん注目されている。大気中のCO2と気候変動指数の関係を調べるために、CO2、大気CO2の炭素安定同位体比δ13C、エルニーニョ・南方振動(ENSO)の指数である南方振動指数とNiño3.4指数、太平洋十年規模振動(PDO)指数、北大西洋振動(NAO)指数のフラクタル性の変化、ウェーブレットコヒーレンスを調べた。大気中のCO2の増加率が大きいとき、CO2、大気CO2の炭素安定同位体比δ13C、ENSO指数、NAO指数のマルチフラクタル性が大きく、変化が大きい。CO2とENSOの変化は密接に関係し、CO2のENSOへの影響はフラクタル性の変化やウェーブレットコヒーレンスから強い。エルニーニョが起きている時CO2の増加率は大きい。フラクタル性の変化とウェーブレットコヒーレンスより、CO2はPDO、NAO、全球平均地表気温(SAT)と関係している。特にCO2とSATは密接に関係し、地球温暖化の停滞が起きた時、SATのマルチフラクタル性は弱くSATは安定していた。

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