イトウ ハジメ
  伊藤 創
   所属   国際コミュニケーション学部 グローバルコミュニケーション学科
   職種   教授
発表年月日 2008/10/19
発表テーマ 時間名詞の性質と『に』の生起
会議名 日本語文法学会 第9回大会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 甲南大学
概要 時間的位置を表す「に」は、現れたり(6月に)、現れなかったりする(来月)。これは、従来、前接する名詞が相対名詞であれば無助詞、それ以外は「に」を伴うとされてきた。更に両形式が可能な場合、時間を背景情報とする「時の設定」の場合には無助詞、時間に焦点が当たる「時の特定」の場合は「に」を伴うとされる。しかし両者の関係はこれまで説明されてこなかった。本稿では時間名詞には時の設定により適した名詞、逆に特定に適したものが存在することを示し、両原則の融合を図る。