イタヤマ アキラ
  板山 昂
   所属   心理学部 心理学科
   職種   准教授
発表年月日 2014/09/07
発表テーマ 刑罰観が量刑判断に及ぼす影響  ― 大学生と親世代の比較検討 ―
会議名 『日本犯罪心理学会第52回大会』犯罪心理学研究, 52巻(特別号), pp.140-141.
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 単独
開催地名 早稲田大学
概要 厳罰志向性尺度(板山,2014)の量刑への影響を検討するともに、厳罰志向性と量刑判断における世代差を検討した。結果として、板山(2014)と同様に、厳罰志向性が強いと被告人の情状酌量の余地を低く判断するとともに、量刑は重く判断された。この結果は、個々人の持つ刑罰観の違いが、量刑に大きな差をもたらすことを示唆した。また、学生と親世代の間で、厳罰志向性の得点に差異はみられなかったものの量刑判断に差が見られた。親世代は、通り魔幼女殺人事件では学生よりも重い量刑、介護疲れ殺人事件では軽い量刑を判断した。つまり、世代によって量刑の重さに大きな差異が生じるものと考えられた。