ニシガウチ タイスケ   NISHIGAUCHI Taisuke
  西垣内 泰介
   所属   文学部 英語学科
   文学研究科 言語科学専攻
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 2007/03
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題 Ellipsis and the Island
執筆形態 単著
掲載誌名 Theoretical and Applied Linguistics at Kobe Shoin(TALKS )
巻・号・頁 (10),pp.77-86
概要 日本語のWH疑問文に対する短い答えをどのように派生するかが本論のテーマである。答えに相当する構成素が相当する疑問文中のWH要素と同じように移動を受け、それ以外の節の残りが削除されることで短い答えは派生される。疑問文が「島の制約」の違反を含む場合も同様に派生されると考える。この議論により、「島の制約」は本質的に発音される構造に対する制約であり、派生が制約の違反を含む構造が削除される、つまり「発音されなくなる」ことによって制約が効果を持たなくなる、いわゆる「島の修復」(island repair)の現象が見られることを主張した。