ニシガウチ タイスケ   NISHIGAUCHI Taisuke
  西垣内 泰介
   所属   文学部 英語学科
   文学研究科 言語科学専攻
   職種   教授
言語種別 英語
発行・発表の年月 1985/12
形態種別 研究論文(国際会議プロシーディングス)
標題 Japanese LF: Subjacency vs. ECP.
執筆形態 単著
掲載誌名 Seoul Papers in Formal Grammar Theory
出版社・発行元 Linguistic Society of Korea
巻・号・頁 pp.71-105
概要 日本語のWH―疑問文の中で、「君は[何を作っている会社]で働いていますか」といったタイプの、関係節の中にWH表現が現れる文が文法的であるという事実について、問題の構文は、WH表現「何」のみが関係節の外側へ移動するのではなく、WH表現を含む関係節全体がWH表現として働き、これ全体が抽象的な移動を受ける、従って、この種の文は、たとえLFのレベルで移動規則の適用を受けると仮定しても、Subjacencyの違反を含むものではなく、むしろ、同制約に積極的に従っていると考える証拠があることを、談話での短い答えのパターン、数量表現のスコープ関係などを根拠にして、示した。