ウチダ モトユキ   UCHIDA Motoyuki
  打田 素之
   所属   文学部 日本語日本文化学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2007/03
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題 おぞましきオゾンの映画―父の不在と母=子融合状態について―
執筆形態 単著
掲載誌名 Gallia
出版社・発行元 大阪大学フランス語フランス文学会
巻・号・頁 (No.46)
概要 2007.3.3. フランソワ・オゾンが2003年までに発表した中・長編7作品には、父、又は夫が登場しないという共通の特徴が見られる。そして、これらの作品が、常に同性愛や近親相姦など社会的にタブーとされる「おぞましい」題材=「母なるもの」(J・クリステヴァ)を、出産のテーマと並行して描いていることを考えるなら、オゾンの映画は、「法」としての父が存在せず、「子が母の身体と密着した融合状態」を一貫して描き続けていると言える。