ウチダ モトユキ   UCHIDA Motoyuki
  打田 素之
   所属   文学部 日本語日本文化学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/03
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 ドゥルーズと道元――小津映画の時間イマージュをめぐって――
執筆形態 単著
掲載誌名 関西フランス語フランス文学
出版社・発行元 日本フランス語フランス文学会関西支部
巻・号・頁 (第9号)
概要 2003.3.31 Cinema 2 の中で分類された時間イマージュがもつ「時間」は、原因が結果と同時に存在する超時間的な時間である。ドゥルーズは、それが小津映画のラスト近くに現われると言う。それは、そこに映し出される静物(置物や家具)が、道元が『正法眼蔵』の中で説いた無常観を表現しているからに他ならない。道元の無常概念が示す「時間」もまた原因と結果が共存する超時間的な時間であった(「有時」