マツダ ケンジロウ   MATSUDA Kenjiro
  松田 謙次郎
   所属   文学部 英語学科
   文学研究科 言語科学専攻
   文学研究科 国語国文学専攻
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2003/03
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題 Digital Devices in Sociolinguistic Fieldworks
執筆形態 単著
掲載誌名 Theoretical and Applied Linguistics at Kobe Shoin
掲載区分国内
出版社・発行元 神戸松蔭女子学院大学・短期大学学術研究会
巻・号・頁 (6),87-94頁
概要 社会言語学的フィールドワークが、デジタル音響機器の発達の恩恵を享受するためには、各機器やフォーマットの長所・短所を見極めて導入する必要がある。ここではそうした導入に際してのガイドラインとして、機器の多様化によって将来の状勢の変動に対応しうること、各機器やフォーマットの長所の最大化、短所の最小化、作業の簡素化・能率化を考えた上で、インタビューにはDATレコーダ、長期保存にはCD-R、そして文字化や分析にはミニディスク(MD)かパソコンを使用するという枠組みを提案したい。MDの採用については賛否両論あるが、その圧縮技術であるATRACの音響分析への影響を検討した過去の実験は、いずれも実験室レベルの良好な録音状況下でのものしかないため、通常のノイズの多いインタビュー状況下での実験が必要である。またDVDについては、そのフォーマットの標準化の欠如から、補助的な長期保存用という用途にとどめるべきであろう。