クロサキ ヒロミ   KUROSAKI Hiromi
  黒崎 優美
   所属   人間科学部 心理学科
   文学研究科 心理学専攻
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/03
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
標題 心理療法における「自由」の可能性について
執筆形態 単著
掲載誌名 神戸松蔭こころのケア・センター臨床心理学研究
掲載区分国内
出版社・発行元 神戸松蔭女子学院大学大学院・神戸松蔭こころのケア・センター
巻・号・頁 (第12号),19-24頁
概要 心理療法における自由について「コンテイナー/コンテインド・モデル」(ビオン, 1962)および「原子価心理療法」(ハフシ, 2010)に基づき検討した。クライエントとセラピストが体験しうる「自由連想」は不自由さの体験とその不充分な表現でしかない。そして、クライエント同様セラピストも自らの原子価構造に基づく個性的な対象関係のあり様を呈する。しかし、逆説的に言えば自由連想の原則は不充分さをコンテインするのに役立ち、それを耐える価値を認める二人の間に自由は存在しうる。