クロキ クニヒコ   KUROKI Kunihiko
  黒木 邦彦
   所属   文学部 日本語日本文化学科
   文学研究科 国語国文学専攻
   文学研究科 言語科学専攻
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2018/05
形態種別 論文集(書籍)内論文
標題 市来・串木野方言の静態化体系
執筆形態 単著
掲載誌名 バリエーションの中の日本語史
掲載区分国内
出版社・発行元 くろしお出版
巻・号・頁 45-67頁
概要 鹿児島県中西部の串木野・市来で生まれ育った老年層の静態化形式を調査し、次のことを解明した。(1) {-cjor-}/{-cjar-} を取る動詞語幹の連声は化石的。(2) {-cjor-}/{-cjar-} は動詞接尾辞一般とは異なり、音韻的語を成しうる。(3) 複合・抱合不完成相は自身の声調を第l構成要素に依拠する。(4) 静態化形式は必ずしも互いに排他的ではない。(5) 抱合不完成相を構成する名詞諾幹はどのようなものでも良く、有生性、敬意、数、連体修飾要素の統語範時には制限されない。