(最終更新日:2024-02-15 14:16:13)
  イサキ モトヒロ   Motohiro Isaki
  井﨑 基博
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位  教授
基本情報
■ 専門分野
発達心理学、発達障害 (キーワード:言語発達障害、早産、コミュニケーション行動) 
■ 最終学歴
大阪大学大学院 人間科学研究科 博士後期課程 修了
■ 保有学位
1. 学士(人間科学)
2. 修士(人間科学)
3. 博士(人間科学)
■ 免許・資格
1. 言語聴覚士 免許
2. 臨床発達心理士 資格
研究業績
■ 研究テーマ
1. 言語発達障害児における対人相互交渉の特徴
2. 低出生体重児における発達障害様の行動特性
■ 著書・論文等
1. 2023/12/30 著書  言語聴覚士国家試験マスターノート  227-255頁 (共著) 
2. 2023/12/10 著書  最新言語聴覚学講座 言語発達障害学  1-26頁 (共著) 
3. 2023/12 論文  聴覚情報処理障害(APD)を疑う4症例に対する評価  20(4),327-334頁 (共著) 
4. 2023/04/14 論文  Questionnaire survey on the conceptual framework, optimal evaluation, and support measures for children's language disorders in Japan using the Delphi method Laryngoscope investigative otolaryngology 8(3),pp.763-774 (共著) 
5. 2023/03/15 論文  自閉スペクトラム症のある学生に対する臨床実習における合理的配慮-デルファイ法による検討- 言語聴覚研究 20(1),26-34頁 (共著) 
全件表示(21件)
■ 学会発表
1. 2023/12/01 Qualitative study on the effectiveness of online speech therapy for early stuttering(The 8th Allied Health Science International Symposium)
2. 2023/07/02 小学2年生における心の理論の発達と会話場面での親による心的状態の語り(第49回日本コミュニケーション障害学会学術講演会)
3. 2023/01/28 認知行動療法を通して職場でのカミングアウトに至った成人吃音者の一例(第11回日本言語聴覚士協会九州地区学術集会)
4. 2022/03/05 発達障害のある学生への学外実習での適格な合理的配慮内容(日本発達心理学会第33回大会)
5. 2021/07/31 助詞の繰り返しによる非流暢性発話が顕著な自閉スペクトラム症児2例(第47回日本コミュニケーション障害学会)
全件表示(30件)
■ 受託研究・競争的資金
1. 2019/04~2023/03  自閉スペクトラム症児における「他者との同期」現象の定量化 科研費若手研究 
2. 2014/04~2016/03  学齢期超低出生体重児の読みやプロソディ理解と発達障害特性の定量的検討 科研費 特別研究員(DC2) 
3. 2019/06~2022/03  音声言語発達障害における特性理解・情報共有レーダーチャートの開発と有用性検討 挑戦的研究(萌芽) 
4. 2017/04~2020/03  口腔機能に障害を持つ児への舌刺激訓練効果の検討 基盤研究(C) 
5. 2015/04~2019/03  超低出生体重児における発達障害様症状の特異性と発症メカニズムの解明 基盤研究(C) 
社会活動・地域貢献
■ 所属学会
1. 2010/04~ 日本発達心理学会
2. 2010/04~ 日本コミュニケーション障害学会
3. 2017/04~ 日本音声言語医学会
4. 2019/07 日本K-ABCアセスメント学会
■ 委員・役員等
1. 2019/07~ 熊本K-ABC研究会 会長
2. 2019/04~ 日本コミュニケーション障害学会 学術事業部 部員
3. 2007/05~ 日本言語聴覚士協会 所属
■ 講演等
1. 2023/08/20 地域における多職種連携の現状と課題(宮崎)
■ その他
1. 2023/09~ 熊本市国際振興事業団での多言語環境児童への日本語指導
2. 2023/08 熊本県難聴言語障がい教育研究会 講師
3. 2023/08 第25回日本KABCアセスメント学会 開催
4. 2023/04~ 熊本県 特別支援教育センターオブセンター事業における講師
5. 2022/11 熊本KABC研究会 3県合同K-ABC研究会 セミナー開催
全件表示(22件)
メッセージ
■ メッセージ
子どもSTのこと

 子どもにかかわる仕事というと、どのような職業を思い浮かべるでしょうか?学校の教員、保育士、体操教室やプールのインストラクター・・・。たくさんの仕事がありますが、実は言語聴覚士も子どもにかかわる仕事です。ことばの発達が遅れている子どもや上手に発音ができない子どもなど、支援を必要とする子どもはたくさんいるのですが、まだまだ子どもにかかわる言語聴覚士の数が足りていません。

 子どもにかかわる仕事の中でも言語聴覚士に独特なことは、ひとりひとり違う個性のある子どもたちを、ひとりひとり異なる方法で丁寧にかかわることができるということです。苦手だったコミュニケーションへの自信を取り戻し、成長する姿を実感することができるとてもやりがいのある仕事です。子どもたちの味方になれる学生の皆さんと共に学べることを楽しみにしています。
■ 研究紹介
コミュニケーションをとるために必要なことは何か、ということについて研究しています。コミュニケーション能力が高い人とはどんな人のことでしょうか?話題が豊富な人、機転が利く人、共感能力が高い人のような能力的なことも必要でしょうし、相手の目を見て話すことや相槌を打つといった技術的なことも必要でしょう。言語発達に障害のある子どもはこれらの中でどういう点につまずきがあるのかを調べています。

 また、コミュニケーションは話し手と聞き手がいて成立します。この二人のコンビネーションも大切です。言語発達に障害のある子どもと話をする相手がどのような工夫をすれば、コミュニケーションを豊かにできるのかについても興味を持っています。例えば、親子のやり取りを観察することを通して、コミュニケーションを支援する方法のヒントが隠されているかもしれません。

 このような研究を通して、言語発達に障害のある子どもたちやその家族が楽しくコミュニケーションできるようになることを期待しています。