(最終更新日:2022-05-02 11:14:54)
  ナガトモ マキ   Maki Nagatomo
  永友 真紀
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
   職位  講師
基本情報
■ 専門分野
神経心理学, 失語症学 (キーワード:高次脳機能障害、発現機序、評価・訓練) 
■ 最終学歴
国際医療福祉大学大学院 医療福祉学研究科 言語聴覚分野 博士課程 修了
■ 保有学位
1. 修士(工学)
2. 博士(言語聴覚学)
研究業績
■ 研究テーマ
1. 健常児における1桁同士の足し算の習得過程
2. 計算障害
3. 重症心身障害児の在宅支援
■ 著書・論文等
1. 2021/12/04 論文  コロナ禍における言語発達臨床教育研究室(通称「ことばの相談室」)の活動-Zoomを用いた臨床活動と卒業研究-  19,117-127頁 (共著) 
2. 2021/12/21 論文  「言語発達臨床教育研究室(ことばの相談室)」報告~5年間のあゆみ~  19,129-137頁 (共著) 
3. 2021/03 論文  【博士論文】
健常児における1桁同士の足し算の習得過程   (単著) 
4. 2021/11/01 論文  症状から理解する はやわかり高次脳機能障害 「朝食を食べたのに、まだ食べていないと訴える患者(前向性健忘)」「プライドが高くリハビリを拒否する患者」  37(6) (共著) 
5. 2019/12 論文  言語聴覚士養成課程に所属する学生における「学び」の特徴に関する検討 熊本保健科学大学研究誌  (共著) 
全件表示(10件)
■ 学会発表
1. 2022/01/29 学習障害児における聴覚法の有用性-対象児が音声言語化した漢字と訓練者が音声言語化した漢字の比較-(第10回日本言語聴覚士協会 九州地区学術集会 福岡大会)
2. 2021/03/29 言語発達障害児における障害特性と支援に関する研究-Webアンケートによる探索的検討-(日本発達心理学会)
3. 2020/01/18 順唱・逆唱の課題呈示間隔が正答率に及ぼす影響(第9回日本言語聴覚士協会九州地区学術集会長崎大会)
4. 2019/06/28 重症心身障害児に対する幼児期からの関わりースイッチ導入の意義についてー(第20回日本言語聴覚学会)
5. 2018/06/23 小児に特化した訪問看護ステーションでの言語聴覚療法(第19回日本言語聴覚学会)
全件表示(9件)
■ 受託研究・競争的資金
1. 2019/04~  音声言語発達障害における特性理解・情報共有レーダーチャートの開発と有効性検討 競争的資金等の外部資金による研究 
社会活動・地域貢献
■ 所属学会
1. 1997/04~2015/08 日本高次脳機能障害学会
2. 1997/04~2016/03 日本神経心理学会
3. 2017~ 日本高次脳機能障害学会
4. 2017~ 日本神経心理学会
5. 2017/09 日本コミュニケーション障害学会
全件表示(8件)
■ 委員・役員等
1. 2020/04/01~ 熊本K-ABC研究会 監事
■ 講演等
1. 2019/08/22 脳の機能からみた読み書き障害と算数障害のトピックス(熊本県熊本市)
2. 2018/05/11 側音化構音・口蓋化構音の指導法について
3. 2018/01/22 側音化構音・口蓋化構音の訓練(熊本県熊本市)
4. 2017/10/05 機能性構音障害の訓練(熊本県熊本市)
■ その他
1. 2022/04 第3回熊本高次脳機能障害を学ぶ会
2. 2022/04 発達性読み書き障害に関する勉強会
3. 2019/06 熊本県難聴言語障がい教育研究会6月例会分科会
4. 2019/10 あきた病院 言語聴覚士勉強会
5. 2019/02 黒髪小学校ことばの教室 側音化構音に関する勉強会
全件表示(7件)
メッセージ
■ 授業紹介
失語症学総論では、失語症とは何か、失語症でみられる症状、原因疾患、失語症者への接し方といった初歩的な内容について講義を行い、失語症学Ⅰでは、失語症の定義、原因疾患 、失語症の症状、タイプ分類、評価の流れ、失語症の訓練技法、具体的な訓練方法など、失語症臨床に必要な専門的知識について幅広く講義を行っています。講義では、失語症の全体像を多面的にとらえることができるように、脳の画像や患者さんのVTRなども多く取り入れています。
また、症状から病巣や原因疾患が推定できること、その反対に、原因疾患から病巣や症状が推定できることを目標に、症状と責任病巣との関連や症状の発現メカニズムについても解説しています。
■ メッセージ
失語症とは、いったん獲得された言語機能が、大脳半球の器質的病変によって後天的に障害された状態をいいます。失語症になった患者さんは、それまで普通に使っていたことばが使えなくなり、身近な人との簡単なコミュニケーションさえもうまくできなくなります。それだけではなく、気のあう人とのおしゃべりや映画鑑賞、読書といった趣味や生きがいさえも奪われてしまうのです。私たち言語聴覚士は、言語機能の改善を最大限に図ることだけでなく、苦悩の中にいる患者さんの気持ちに寄り添い、今後の人生を一緒に考えていくことが求められます。
 大学生活においては、知識や技術の習得はもちろん大切ですが、あらゆる経験が将来の臨床に役立ちます。アルバイト、ボランティア活動、旅行、留学、家族や友人との時間など、今しかできなことをたくさん経験してください。そして、いつか「あなたが担当でよかった」といって頂けるような言語聴覚士になってください。
■ 研究紹介
「2+3=5」「3-2=1」などの簡単な計算は、いちいち頭の中で考えることなくすぐに答えを思い浮かべることができます。この「覚えた解答を記憶から引き出す」という方法で得た計算結果を算術的事実(数的事実、Arithmetic fact)といいます。 
  算術的事実は脳損傷によって後天的に障害されることが分かっています。また、小児の学習障害においても、算術的事実の不十分な習得が、その後の算数の学習に影響を与えることが分かってきています。
 しかしながら、算術的事実に関しては、その特性(簡単な計算とはどこまでか)や学童期における獲得過程、評価方法については未だ解明されていないのが現状です。そこで、学童期における算術的事実の獲得過程や獲得に影響を与える認知機能は何かを明らかにすることを目標に研究を行っています。
■ 活動紹介
学習に何らかの問題を抱える児童は通常学級に約4.5%存在すると言われています。読み書きや計算に困難さを抱えて、教室の中で「困っている子ども」に対して何らかの支援ができないかと考え、「ことばの相談室」での臨床活動を行っています。また、学生の皆さんとともに、小学校でのボランティア活動も行っています。コロナ禍で思うように活動ができていませんが、地道に継続していきたいと思っています。