基本情報 |
■ 専門分野
作業療法学, 医療技術倫理, 医療社会学, 教育評価 (キーワード:作業療法学、医療倫理学、臨床倫理学、専門職倫理(職業倫理)学)
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■ 最終学歴
熊本大学大学院 社会文化科学研究科 博士後期課程 修了
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■ 保有学位
1.
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学士 (保健衛生学)
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2.
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修士 (学術)
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3.
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博士 (学術)
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研究業績 |
■ 研究テーマ
1.
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リハビリテーション医療において派生する臨床倫理的問題とその解決方法について
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2.
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リハビリテーション専門職が有するべき徳について
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3.
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リハビリテーション専門職の職業倫理
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4.
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作業療法におけるインフォームド・コンセントのあり方について
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5.
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作業療法士養成教育における適正な成績評価について
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■ 著書・論文等
1. |
2019/08 |
著書 |
熊本保健科学大学ブックレット07 作業療法士ってすばらしい ~熊本の未来を担う作業療法士の活躍~ (共著) |
2. |
2019/03 |
論文 |
作業療法士養成教育における診療参加型の地域実習における意義と課題 ~学生が経験した実習内容からの考察~ 熊本保健科学大学研究誌 (16),105-117頁 (単著) |
3. |
2019/03 |
論文 |
新人作業療法士に対する倫理コンサルテーションの意義 作業療法研究くまもと 6(1),43-48頁 (単著) |
4. |
2019/03 |
論文 |
専門職としての作業療法士が有するべき徳に関する探究 臨床倫理 7,52-59頁 (単著) |
5. |
2019/03 |
論文 |
地域実習におけるルーブリック評価の実践と課題 -実習生へのアンケート結果からの考察- リハビリテーション教育研究 (25),228-229頁 (単著) |
6. |
2018/03 |
論文 |
作業療法臨床実習におけるルーブリック評価の意義と課題 熊本保健科学大学研究誌 (15),121-132頁 (単著) |
7. |
2017/03 |
著書 |
作業療法士の自律性と独自性 (単著) |
8. |
2014/04 |
論文 |
【学位論文】
作業療法士の自律性と独自性 博士学位論文 (単著) |
9. |
2014/03 |
論文 |
医学的リハビリテーションにおける作業療法士の独自性 : 看護師との比較から 先端倫理研究 8,174-194頁 (単著) |
10. |
2013/09 |
論文 |
リハビリテーション医療における理学療法と作業療法の異同に関する一考察 人間と医療 3,50-58頁 (単著) |
11. |
2013/03 |
論文 |
作業療法が医行為とされることに対する批判的考察 先端倫理研究 7,29-47頁 (単著) |
12. |
2013/02 |
論文 |
作業療法に同意しない対象者へ作業療法を行うことは許されるのか? -身体障害と老年期障害を専門領域とする作業療法士のアンケート調査から― 作業療法 32(1),46-54頁 (単著) |
13. |
2012/03 |
論文 |
作業療法における「医師の指示」に関する倫理的ディレンマと倫理教育の必要性 先端倫理研究 6,83-100頁 (単著) |
14. |
2011/10 |
論文 |
Crow-Fukase症候群に対する作業療法の経験 作業療法佐賀 1(1),41-45頁 (単著) |
15. |
2011/10 |
論文 |
作業療法に同意しないクライエントへの作業療法士の対応について 作業療法 30(5),631-634頁 (単著) |
16. |
2011/02 |
著書 |
標準作業療法学シリーズ 作業療法評価学 第2版 標準作業療法学シリーズ 作業療法評価学 第2版 348-375頁 (共著) |
17. |
2011/02 |
著書 |
標準作業療法学シリーズ 身体機能作業療法学 第2版 第2版,255-276頁 (共著) |
18. |
2010/12 |
論文 |
DASH日本手外科学会版の臨床使用上の問題点―わが国の文化的特徴を踏まえた考察 作業療法ジャーナル 44(12),1297-1302頁 (単著) |
19. |
2010/11 |
著書 |
ユネスコ生命倫理学必修 第一部:授業の要目、倫理教育履修課程
単元15 利益の共有(第15条) (共著) |
20. |
2010/03 |
論文 |
作業療法士がインフォームド・コンセントを得るための説明責任について 先端倫理研究 5,110-136頁 (単著) |
21. |
2008/11 |
論文 |
外来の非利き手損傷患者における能力障害の経時変化 作業療法ジャーナル 42(12),1286-1293頁 (共著) |
22. |
2008/09 |
論文 |
脳出血・脳梗塞用早期リハビリテーションクリニカルパスの標準化に向けて-ヴァリアンス調査に基づく考察- 日本クリニカルパス学会誌 10(3),195-203頁 (単著) |
23. |
2002/04 |
著書 |
患者サービスと評価につながる実例クリニカル・パス 脳血管障害用理学療法・作業療法 174-176頁 (共著) |
24. |
2001/03 |
論文 |
当科における脳血管障害患者に対する理学療法・作業療法クリニカル・パスの作成 社会保険広島市民病院医誌 17(1),122-129頁 (共著) |
25. |
2000/03 |
論文 |
当科における退院指導の実践と反省 -作業療法士の立場から- 社会保険広島市民病院医誌 16(1),61-66頁 (共著) |
26. |
1999/06 |
論文 |
脳卒中患者に対する理学療法・作業療法の反省 社会保険広島市民病院医誌 15(1),76-87頁 (共著) |
27. |
1999/02 |
論文 |
慢性関節リウマチにおける改訂class分類についての一考察 作業療法 18(1),25-30頁 (共著) |
28. |
1997/12 |
論文 |
当院での脳血管障害患者のリハビリテーションにおける訓練場所の調査 社会保険広島市民病院医誌 13(1),110-113頁 (共著) |
29. |
1997/10 |
著書 |
新人理学療法士のための研修ハンドブック 椎野泰明編集 108-127頁 (共著) |
30. |
1996/02 |
論文 |
脳卒中患者のADL調査におけるBarthel Indexの意義 広島医学 49(2),154-156頁 (共著) |
31. |
1994/11 |
著書 |
リウマチのリハビリテーション 第2集 リウマチ難渋症例集 症例9「外来のリハビリに難渋した症例」 155-166頁 (共著) |
32. |
1991/03 |
論文 |
理学診療科外来にて初めて慢性関節リウマチと診断され,通院リハビリにより効果をあげた1症例 社会保険広島市民病院医誌 7(1),138-141頁 (共著) |
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■ 学会発表
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■ 受賞歴
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社会活動・地域貢献 |
■ 所属学会
1. |
1990/04~ |
日本RAのリハビリ研究会(現 日本リウマチリハビリテーション研究会) |
2. |
2001/04~2004/04 |
∟ 事務局長 |
3. |
1990/06~ |
日本作業療法士協会 |
4. |
2010~ |
九州医学哲学・倫理学会 |
5. |
2020/09 |
∟ 会誌『人間と医療』編集委員 |
6. |
2020/09~ |
∟ 運営委員会委員 |
7. |
2011/04~ |
一般社団法人 熊本県作業療法士会 |
8. |
2015/06~ |
∟ 理事 |
9. |
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日本リハビリテーション医学会 |
10. |
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日本医学哲学・倫理学会 |
11. |
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日本医療マネジメント学会 |
12. |
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日本生命倫理学会 |
13. |
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日本保健医療社会学会 |
5件表示
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■ 委員・役員等
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■ 講演等
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■ その他
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メッセージ |
■ メッセージ
「人のためになりたい」と思っている皆さんへ
医療や介護の専門職を目指そうとする人は皆「人のためになりたい」という思いを持っておられます。人が「人のためになる」存在であることは素晴らしいことです。しかし、何も行動せずに、いつのまにか「人のためになっている」ことはほとんどありません。ましてや、専門職を目指す以上、「人のためになる」ために何をすればよいか、主体的に追い求めて行く必要があります。
「人のためになる」ためには、まず、皆さん自身が他者にとって模範たる存在である必要があります。そのためには、皆さんが自分に対して「厳しく」ある必要があります。これはかなりキツイことです。でも、自分に対して厳しくあれば、人に対して「やさしく」なることができます。そして、自分に対して厳しく、人に対してやさしくなれれば、その人にしっかりと「向き合う」ことができます。他者としっかりと向き合えるか? 「人のためになる」ために必要不可欠のことだと思います。
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■ 研究紹介
作業療法士になって四半世紀を過ぎました。
作業療法士は医療の専門職ですが、とてもわかりにくい職業です。ずっと「作業療法士の独自性(専門性)って何だろう」と考えてきました。よく比較される理学療法士との違いを念頭に置きながら、専門職としての作業療法士の独自性について考えてきました。
より良い作業療法を目指す優れた理論(仕事の手引きのようなもの)はたくさんあります。しかし、結局、「ここからここまでが作業療法士の独自性です」というように、役割や仕事の内容から作業療法士の独自性を線引きすることは難しいという結論に至りました。それでも、作業療法士と理学療法士はどこか違います。ひょっとしたら、それは役割や仕事の内容ではなく良い行為を行うための優れた性格、すなわち「徳性」にあるのでは?と考えるようになりました。
かつて、患者さんと家族との間でリハビリテーション医療に関する「説明の内容」をめぐるトラブルを経験したことから、倫理学に関心を持つようになりました。今は、倫理学の助けを借りながら、医療介護従事者の徳を明らかにし、そこから作業療法士の独自性を浮き彫りにできないか、研究を進めています。
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