(最終更新日:2021-09-03 11:03:17)
  ヤノ マサト   Masato Yano
  矢野 正人
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位  教授
基本情報
■ 専門分野
生化学, 分子遺伝学, 分子生物学 (キーワード:遺伝子、タンパク質、酵素、代謝、ミトコンドリア) 
■ 最終学歴
熊本大学大学院  医学研究科 博士後期課程 修了
■ 保有学位
1. 学士(理学) 京都大学
2. 修士(理学) 京都大学
3. 博士(医学) 熊本大学
研究業績
■ 著書・論文等
1. 2020/12 論文  Depletion of TMEM65 leads to oxidative stress, apoptosis, induction of mitochondrial unfolded protein response, and upregulation of mitochondrial protein import receptor TOMM22 Biochemistry and Biophysics Reports 24:100870 (共著) 
2. 2017/04 論文  ABCB10 depletion reduces unfolded protein response in mitochondria. Biochemical and Biophysical Research Communications, 486巻(2号),pp.465-469 (単著) 
3. 2014/04 論文  TMEM65 is a mitochondrial inner-membrane protein. PeerJ, 2:e349 (共著) 
4. 2013/04 論文  Increased oxidative stress impairs adipose tissue function in sphingomyelin synthase 1 null mice. PLOS ONE, e61380 (共著) 
5. 2011/02 論文  Mitochondrial dysfunction and increased reactive oxygen species impair insulin secretion in sphingomyelin synthase 1-null mice. The Journal of Biological Chemistry, 286巻(5号),pp.3992-4002 (共著) 
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■ 受賞歴
1. 2004/10 日本生化学会 第1回柿内三郎記念研究助成(日本生化学会)受賞
社会活動・地域貢献
■ 所属学会
1. 1992/05~ 日本生化学会
2. 2018/11~ 日本ミトコンドリア学会
メッセージ
■ 授業紹介
私は生化学の授業を担当しています。生化学とは、簡単に言えば、生命現象を化学的に考える学問です。ヒトなどの生物の体内には、約4000種類の「酵素」と呼ばれるタンパク質が存在します。酵素は、生体内の化学反応(ある化学物質を他の化学物質に変える反応)を起こりやすくする働きを持っています。生体は、酵素を利用することで、食事により取り込んだ物質から必要な物質を作り出します(これを「代謝」と言います)。例えば、ヒトが食物を摂取したとします。すると、まず、唾液の中に含まれるアミラーゼという酵素が働き、食物中に含まれるデンプンなどの炭水化物を分解します。胃の中に食物が運ばれると、胃の中のペプシンという酵素が働き、タンパク質が分解されます。さらに、十二指腸では、リパーゼと呼ばれる酵素が働き、脂質が分解されます。これらの分解された物質は、小腸で吸収され、生体内で様々に代謝されて、生きるためのエネルギーが作り出されます。また、新たなタンパク質の合成や、DNAの合成、脂質の貯蔵などにも使われます。このような生体内の化学物質の代謝を「化学物質の構造の変化」に着目して理論的に学べるのが、生化学の醍醐味の1つです。
■ 研究紹介
ミトコンドリアは真核生物のエネルギー産生と代謝において重要な役割を担っています。また、近年、ミトコンドリアの機能不全が様々な病態の発症に大きな影響を与えることも明らかにされています。現在、我々は、ミトコンドリアの機能不全に基づく病態の発症機序を明らかにすることを目的とし、以下の研究を進めています。
1)ミトコンドリア機能不全の原因となるタンパク質の同定とその機能の解析
2)ミトコンドリア機能不全により引き起こされる細胞応答経路に関する解析