ナンブ マサミ   Masami Nambu
  南部 雅美
   所属   熊本保健科学大学  キャリア教育研修センター 認定看護師教育課程
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   職位   特任教授
発表年月日 2015/03
発表テーマ Biphasic Peritoneal Mesothelioma -A Case of Autopsy-
会議名 The 7th. Japan, Taiwan and Korea Cytotechnology Joint Meeting,
学会区分 国際学会
単独共同区分 共同
開催地名 Japan
発表者・共同発表者 共同研究者: Ogata S., Nambu M., Matsumoto S., Hayashida R., Nishimura K., Ikeda K., Haraoka S., Nabeshima K., Iwashita A.
概要 腹水中に上皮型と肉腫型の両成分が見られた二相型悪性中皮腫の一剖検例を経験したので報告した.患者は81歳男性で,難治性腹水にて腹水細胞診施行.細胞診では細胞成分は比較的乏しく,上皮型と肉腫型の両腫瘍成分を認めたが,数が少なく確診に至らなかった.死後2時間で剖検をおこなった.6200mlの腹水を認め,腹腔内は腹膜全体に微細顆粒~小結節状変化と腹膜,漿膜の著名な肥厚が見られ,消化管を中心に癒着があり,腹腔内臓器は一塊となっていた.FISHによる遺伝子検査ではmonosomy9が66.1%認められた.通常,悪性リンパ腫の腹水では豊富な細胞量の腫瘍細胞が観察されるが,進行した中皮腫では,乏しい事があることを学んだ一例であった.