コガ ヒロハル   Hiroharu Koga
  古閑 公治
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位   教授
発表年月日 1991/11
発表テーマ 腓腹神経の伝導速度分布(DSCV)測定に関する基礎的研究
会議名 第21回 日本脳波・筋電図学会
学会区分 全国学会
開催地名 松本市
発表者・共同発表者 共同発表者:古閑公治、寺本靖之、片山雅史、古島健次、中西亮二、山永裕明
概要 ヒト腓腹神経で衝突法による知覚神経伝導速度分布(DSCV)の測定における諸条件を検討した。1)逆行性の刺激で外顆下方に記録電極を配置し、腓腹神経の走行に沿って基準電極を遠ざけると1峰3相性波形から2~3峰性へと変化した。2)基準電極を足背や母趾にとると、2~3峰性波形が記録された。3)刺激点を中枢側へ移動させると伝導速度は速くなるが、基準電極部位による差はなかった。4)刺激点間距離を150mmにすると、近位部刺激での最大振幅は、遠位部の約50%であった。5)刺激頻度や刺激の持続時間による波形変化は認めなかった。6)最大上刺激を用いれば、下腿遠位と下腿近位間で完全に衝突を起こし得るこたがわかった。以上より、腓腹神経においてもDSCV測定が可能なことが示唆された。