コガ ヒロハル   Hiroharu Koga
  古閑 公治
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位   教授
発表年月日 1990/10
発表テーマ 胸郭出口症候群(TOS)の電気生理学的補助診断 -手術例での検討-
会議名 第20回 日本脳波・筋電図学会
学会区分 全国学会
開催地名 東京都千代田区
発表者・共同発表者 共同発表者:古閑公治、寺本靖之、片山雅史、古島健次、中西亮二、山永裕明、中島英親、米満弘之
概要 胸郭出口症候群(TOS)が疑われた患者のErb点から導出したN9波形パターンが健常人と異なることをすでに報告したが、今回は、手術を施行した21名24肢について術前・術中・術後の波形を検討した。術前でN9に先行する陽性頂点とN9の頂点間(以下N9(1-2))潜時が延長していた10例のうち9例では術中所見で神経の圧迫が認められた。この群は、術操作に伴いN9(1-2)潜時が正常であった14例のうち11例では術中所見で血管のみの著明な圧迫を呈し、術中のN9(1-2)潜時に変化は認めなかった。以上より、N9(1-2)潜時が神経性TOSの指標として有用であることが確認された。