コガ ヒロハル   Hiroharu Koga
  古閑 公治
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位   教授
発表年月日 1997/11
発表テーマ 胸郭出口症候群の術後経過 -SSEPのN9波形による検討-
会議名 第27回 日本脳波・筋電図学会
学会区分 全国学会
開催地名 福岡市
発表者・共同発表者 共同発表者:古閑公治、寺本靖之、片山雅史、古島健次、中西亮二、山永裕明、中島英親
概要 手術を施行した胸郭出口症候群(TOS)症例の尺骨神経刺激SSEPにおけるN9波形の長期的変化について検討した。術中所見で25肢中12肢が神経原性(48%)、13肢が血管原性(48%)と判定された。臨床症状は神経原性、血管原性のいづれでも術後ほとんどの例で消失しており、改善68%、やや改善20%、不変12%、悪化0%であった。神経原性TOSの術前に認められたP8-N9間のノッチや潜時延長は術後早期から改善し長期に安定した。血管原性では、術前・術後ともN9波形は変化しなかった。N9波形の詳細な評価は、神経原性TOSの診断や術後経過の追跡に有用である。