コガ ヒロハル   Hiroharu Koga
  古閑 公治
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位   教授
発表年月日 1996/11
発表テーマ SSEPによる水俣病(MD)と頚部神経根症の鑑別
会議名 第26回 日本脳波・筋電図学会
学会区分 全国学会
開催地名 新潟市
発表者・共同発表者 共同発表者:古閑公治、寺本靖之、片山雅史、古島健次、中西亮二、山永裕明
概要 水俣病(MD)と頚部神経根症患者の短潜時SEP、特に対側Erb点基準電極によるN9波形について検討した。神経根症では、P8-N9、N9-P10潜時の延長、N9、P10振幅の低下が認められた。MDでは、神経根症と同様にN9-P10潜時の延長とN9、P10振幅の低下が認められたが、P8-N9潜時は延長せず、かつN9-P10潜 時の延長の程度も小さかった。このことは原波形上は、MDではN9からP10への下向脚は滑らかに変化し、P10が明瞭なピークを形成するのに対して、神経根症では、下向脚がなだらかで特に後半が不整になりP10電位が小さく、ピークが不明瞭となることに対応していた。