ミヤモト メグミ   Megumi Miyamoto
  宮本 恵美
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位   准教授
発表年月日 2019/09/06
発表テーマ 健常高齢者における食嗜好と咀嚼機能及び嚥下機能の関連性
会議名 第25回 日本摂食嚥下リハビリテーション学会学術大会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 新潟
発表者・共同発表者 境 良太, 小田原 守, 宮本 恵美, 大塚 裕一, 古閑 公治, 久保 高明, 高島 利, 舩越 和美、爲近岳夫
概要 今回,健常高齢者の食嗜好と咀嚼機能及び嚥下機能との関連性について,検討を行った.測定項目としては、咀嚼筋活動量を指標とした食嗜好のアンケート,グミゼリー咀嚼時のグルコース及びゼラチン溶出量による咀嚼能率,咬合力,咀嚼時の舌骨上下筋群の筋活動量,反復唾液嚥下テスト,水分嚥下時の舌骨上下筋群の筋活動量であった.結果、咬合力(平均377N)と咀嚼能率(平均131mg/dL)の間に強い正の相関が認められた.また,食嗜好アンケートの肉の項目と反復唾液嚥下テスト(平均7回/30秒)の間に強い正の相関が認められた.咬合力は咀嚼機能を構成する要素の一つであり,咬合力が高ければ咀嚼機能も高くなることが考えられた.また、より多くの咀嚼筋活動量を必要とする肉を選択的に摂取する者ほど,嚥下機能が維持されている可能性があると考えられた。