アンラク ケンサク   Kensaku Anraku
  安楽 健作
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位   教授
発表年月日 2021/11/13
発表テーマ HIV-1 Gag MAドメインとカルジオリピン誘導体との結合解析
会議名 第38回日本薬学会九州山口支部大会
主催者 日本薬学会九州支部会
学会区分 地方学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
国名 日本
開催地名 オンライン開催
開催期間 2021/11/13~2021/11/14
発表者・共同発表者 〇知念拓磨、立石大、島垣和功、福田亮太、坂本亜里紗、三隅将吾、大塚雅巳、安楽健作、藤田美歌子
概要 HIV-1が所有する構造タンパク質GagのMAドメインはミリストイル化を受けた後にヒト宿主のホスファチジルイノシトール2リン酸(PI(4,5)P2)を介して細胞膜に結合する。これによりウイルスの粒子形成が始まる。リン脂質を含む細胞を構成する脂質群とMAドメインとの結合スクリーニングを実施したところ、驚くべきことにPI(4,5)P2よりもカルジオリピン(CL)に強固な結合が観察された。本発表では、Surface Plasmon Resonance (SPR)を使用したCLとMAドメインとの定量的結合解析系結果の詳細について報告した。PIP2とCLは同じMAドメインの塩基性領域に結合するが、その結合様式が異なることがわかった。本結果はHIV-1Gagの細胞内での配向性(膜に移行するGagと細胞内に分布するGag)の決定に寄与するものと考えられる。