イノウエ カナコ   Kanako Inoue
  井上 加奈子
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 看護学科
   職位   准教授
発表年月日 2016/08
発表テーマ 看護学生の臨地実習における経験の語りに観る「臨床の知」の様相
会議名 第26回日本看護学教育学会学術集会
学会区分 全国学会
単独共同区分 共同
発表者・共同発表者 (研究者名) 井上加奈子、森田敏子
概要 概要:学生6名に臨地実習での経験を語ってもらい、学生の語りから学生の感情や考え、行動、対象の状況や反応が語られた文脈に着目しながら「臨床の知」の様相を探求した。学生が患者の状況に直面した時に感じる戸惑いは、看護の対象である患者への「かかわりの意思」の芽生えにつながっており、「何をしたら良いか分からないけど何かしたい」という、看護としての意味ある行動を引き出す機会となっており、「臨床の知」の出発点となっていることが示唆された。臨地実習では、学生が自分の身体での感覚を通して「何か」を感じとる経験を大切にし、自分自身で経験を意味づけていくことを支援することの重要性が示唆された。