タナベ カノ   Kano Tanabe
  田邊 香野
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   職位   講師
言語種別 英語
発行・発表の年月 2016/11
形態種別 研究論文 
査読 査読あり
標題 IgE class switch recombination is regulated by CaMKII via NF-κB alternative pathway.
執筆形態 共著
掲載誌名 Integrative Molecular Medicine
著者・共著者 著者:Tanabe K, Goto A, Maeda A, et al.
概要 IgEクラススイッチは厳密にコントロールされた反応で血中のIgE濃度は低濃度に保たれている。このIgEクラススイッチはIL-4とCD40による刺激で誘導される。誘導に伴い 転写因子NF-κBおよびSTAT6が活性化される。本研究ではTRAF3を過剰発現させたB細胞株 M12を用いてIgEクラススイッチの指標であるεGLT合成が抑制されることを明らかにした。このことはIgEクラススイッチにNF-κB別経路が重要であることを示す。またCaMKIIがこのNF-κB別経路を介してIgEクラススイッチを正に制御することを明らかとした。CaMKIIはTRAF3の分解に重要なユビキチン化を増強することが分かった。さらにシグナル伝達分子 α4もこの反応に関与していることを明らかとした。これらのことからIgEクラススイッチにはCaMKIIによる制御を受けたNF-κB別経路を介する活性化経路が存在するという新しい知見を得た。
[共同研究により本人の担当部分の抽出不能 (実験の計画立案・実施・論文執筆を担当) ]