タケヤ モトヒロ   Motohiro Takeya
  竹屋 元裕
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   職位   教授
研究期間 2005~2007
研究課題 肺疾患における一酸化窒素NOによる核酸ニトロ化を介した酸化ストレス制御
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 文部科学省
研究種目名 科学研究費補助金(基盤研究(C)),基盤研究(C)
科研費研究課題番号 17590797
代表者 寺崎 泰弘, 高橋 潔
連携研究者 高橋 潔, 竹屋 元裕, 赤池 孝章
概要 ニトロ化をうけた修飾核酸である8ニトログアノシンは発癌や遺伝子変異に関与した核酸損傷の指標として注目されている。私どもは、8ニトログアノシンに対する特異性の高い抗体を世界に先駆けて作成したので、本研究では、ヒトの様々な肺疾患における8ニトログアノシンの生成、局在について解析を行った。免疫組織化学的解析から、肺線維症ではマクロファージや気道上皮の他、特に化生再生上皮の細胞質に本因子の強い陽性所見が認められた。共焦点レーザー顕微鏡による二重染色では、本因子は、iNOS、eNOS、hemoxygenase-1、8ニトロチロシンおよびp53と共局在する所見が得られた。肺癌組織を用いた検討では、癌細胞の細胞質のみならず腫大した核内に本因子の局在を認めた。以上の結果から、過酸化物質のみならず、本因子のようなNOによって生成されるニトロ化化合物が、肺胞上皮の傷害に関わるとともに発癌にも関与する可能性が示唆された。次に高濃度酸素暴露マウス傷害肺
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/d/p/17590797.ja.html