タケヤ モトヒロ   Motohiro Takeya
  竹屋 元裕
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   職位   教授
研究期間 2008~2010
研究課題 マクロファージの活性化制御におけるスカベンジャー受容体の役割と診断・治療への応用
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 文部科学省
研究種目名 科学研究費補助金(基盤研究(B)),基盤研究(B)
科研費研究課題番号 20390113
代表者 竹屋 元裕
連携研究者 坂下 直実, 菰原 義弘, 藤原 章雄
概要 クラスAスカベンジャー受容体(SR-A,CD204)欠損マクロファージ(Mφ)を用いた検討で、SR-AはTLR4のLPSとの結合を競合的に阻害し、M2 Mφの抗炎症性機能の一翼を担うことを明らかにした。急性冠症候群では、血中単球にSR-Aが誘導され診断マーカーとなり得ることがわかった。ヒト腫瘍組織の検討では、CD163陽性M2 Mφの浸潤度と膠細胞腫や卵巣癌の悪性度に相関がみられ、M2 Mφと腫瘍細胞がSTAT3を介して相互作用を示すことを明らかにした。天然化合物のcorosolic acidはMφのM2分化を抑制し、MφのM2機能を抑制することで治療効果を示す可能性が示唆された。
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/d/p/20390113.ja.html