タケヤ モトヒロ   Motohiro Takeya
  竹屋 元裕
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 医学検査学科
   職位   教授
研究期間 1992~1992
研究課題 動脈硬化病巣のスカベンジャーレセプター発現機構に関する分子病理学的研究
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 文部科学省
研究種目名 科学研究費補助金(一般研究(B)),一般研究(B)
科研費研究課題番号 04454188
代表者 内藤 眞
連携研究者 竹屋 元裕, 高橋 潔
概要 本年度の研究では 1.ヒトのスカベンジャー受容体(SR)が肺胞マクロファージ(Mφ)をはじめ種々の組織のMφや動脈硬化病巣の泡沫細胞に特異的に発現していることが観察された。型特異的抗体を用いた免疫組織学的検索ではヒトMφにI型、II型のSRの同時発現が認められた。2.SRの細胞内局在はウシの肺胞Mφと金粒子標織アセチル化低密度リポ蛋白(acLDL)を用いてリガンドと同時に観察した。SRはMφの細胞膜と、一部エンドゾームの膜に発現し、acLDLをSRに結合させると、SRはcoated pitに集積し、速やかに小胞として細胞内に移入してエンドゾームを形成する。acLDLはライソゾームへ移行し、一方SRはGolgi装置を経由して細胞膜にリサイクルする。SR発現ベクターを非Mφ系細胞のCOS細胞に移入すると、核周、粗面小胞体、Golgi装置にSR活性が認められたが、HEL細胞にこのベクターを移入し、Mφに分化させると、上記小器官に加えて細胞膜にSR活性が発現した。以上の成績からMφにはSRを粗面小胞体から細胞膜へ
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/d/p/04454188.ja.html