ヤマダ カズミチ   Yamada Kazumichi
  山田 和慶
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科言語聴覚学専攻
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位   教授
研究期間 2009/04~2012/03
研究課題 視床痛の二次的脳形態変化を可視化する
実施形態 科学研究費補助金
研究種目名 基盤研究(C)
科研費研究課題番号 21591849
キーワード 視床痛、Voxel-based morophometry、痛み対応電流、visual analog scale、脳深部刺激術、内包後脚
代表分担区分 研究代表者
代表者 山田 和慶
連携研究者 浜崎 禎、倉津 純一、平井 俊範
概要 難治性疼痛のなかでも最も激しいとされる視床痛について、その原因となる微細な脳形態変化と、客観的疼痛評価法を確立することを目的とした。知覚・痛覚定量分析装置を用いて、痛み度 Pain Degree; PD を算出し、疼痛の客観的評価法を確立することができた。視床痛に対する外科的治療法の一つである内包後脚(視床‐感覚皮質の痛覚伝導路)脳深部刺激療法の手術前後において、PDおよび、従来の主観のみに頼った疼痛評価法であるvisual analog scale (VAS)の推移を追跡したところ、治療介入後、短期的(6ヶ月以内)には両者は並行して推移(改善)するが、長期的(36ヶ月までの追跡)にはPDが改善状態を維持するのに対し、VASは増悪方向に修飾・変容されやすく、両者が乖離していく傾向にあった。現在、ボクセル-ベイスト モルフォメトリー voxel-based morphometry (VBM)による微細な脳形態変化について明らかにすべく、その基礎となる視床痛患者の画像データを蓄積しつつある。