ヒサマツ ミサコ
  久松 美佐子
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 看護学科
   職位   准教授
研究期間 2015/04/01~2019/03/31
研究課題 がん患者配偶者の悲嘆プロセスの縦断的研究
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 科学研究費助成事業 基盤研究(C),基盤研究(C)
科研費研究課題番号 15K11663
連携研究者 久松 美佐子,堤 由美子,新地 洋之,荒井 春生
概要 本研究は、日本の進行がん患者の配偶者の闘病中から死別後までの体験を調査し,その体験の特徴を明らかにすることである。配偶者遺族と緩和的化学療法を受ける患者の配偶者に半構造的面接を行い,質的帰納的に分析した。結果、配偶者は、緩和的化学療法への期待が大きく、治療中止になって初めて、死別することと直面し、対応を模索していた。また、日本の配偶者の特徴として、感情表出、治療中止の意思決定について困難を抱え、死別後にも影響することが明らかとなった。看護師は、緩和的化学療法早期から患者と家族の感情表出を促し、納得のいく意思決定ができるよう支援することの必要性が示唆された。
PermalinkURL https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-15K11663/15K11663seika.pdf