タナカ タカシ   TAKASHI Tanaka
  田中 貴士
   所属   熊本保健科学大学  保健科学部 リハビリテーション学科理学療法学専攻
   熊本保健科学大学大学院  保健科学研究科 保健科学専攻
   職位   准教授
研究期間 2015/04~2017/03
研究課題 脳損傷後の神経回路再建および臨床応用への統合的研究
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 科学研究費 若手研究(B)
研究機関 近畿大学
科研費研究課題番号 15K16377
科研費分類リハビリテーション科学
研究制度 科学研究費補助金
代表分担区分 研究代表者
研究者・共同研究者 田中 貴士
代表者 田中 貴士
概要 中枢神経の再生を促すべく、再生を阻害しているチロシン脱リン酸化酵素(SHP-1)を抑えるとともに、運動によって神経回路の再建を強化することで、脳損傷後の有効な治療手段の確立を目指した。脳損傷モデルマウスを作製し、脳損傷の2週間前から6週間にわたって運動を実施した。その結果、SHP-1抑制に運動を加えることで神経再生数の増大や運動機能の顕著な回復がみられ、効果的に神経回路が再建された可能性が示唆された。SHP-1の抑制と運動を融合させることで、これまで以上に脳損傷後の神経回路の再建を増強することができた。本研究は、脳障害患者の機能回復における効果的な治療法に繋がる重要な知見である。