コウノ コウシロウ   Kono Koshiro
  光野 公司郎
   所属   教育学部 教育学科
   職種   教授
項目区分 教育方法の実践例
期間 2007/04~
事項 <大学における初年次教育に関する> 「リメディアル教育」としての国語表現の位置づけ
概要 「国語表現」(教養科目全学1年次必修)における実践である。大学全入時代とも言われる現在、入学者の学力不足の問題が深刻になってきている。東京未来大学では、大学における学問の基礎を支えるべきものは国語力であると位置づけ、初年次教育を行っている。担当する一般教養科目である「国語表現」は、必修科目であり初年次教育の根幹となる科目となる。そこで、国語力のベースとなる論理的思考力を育成することを中心とした講義を展開した。具体的には論証能力を育成することを論理的な思考力の育成の最重要課題とし、論証の構造を用いて自己の意見や主張を展開させることを中心とした流れをとった。本講義において、学生は、論証の構造を用いて自己の意見や主張が展開できるようになっただけではなく、表現されたものを読んだり聞いたりする場合においても論証の構造を分析し、「どのような主張がどのような根拠から表現されているか」が理解できるようになっていった。このような力が身についてきたことにより、他の講義においてテキストを理解したり、レポート等を表現したりすることにもよい影響を与えてきている。