イシヅカ カツミ
Ishizuka katsumi
石塚 勝美 所属 国際経営学部 国際経営学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2007/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の歴史的な分析ーその初期の活動状況と現在のレバノン情勢の関係について |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 共栄大学研究論集 |
掲載区分 | 国内 |
概要 | この論文は、1978年以来南レバノンに駐留してきた国連レバノン暫定軍(UNIFIL)の設立初期の活動状況について論じている。UNIFILは、その活動の基準となった国連安全保障理事会決議425に記された3つのマンデートを遂行することができなかった。それは、主に国連PKOを行うために本来備わっているべき諸条件が満たされていなかったからである。イスラエルは、その後も4度にわたりUNIFILを無視した形で、PLOやヒズボラ等、南レバノン駐留の武装勢力に軍事進攻を行っている。UNIFIL初期の活動状況の未熟さがそれ以降のイスラエルの横暴ぶりを許している結果になっていると考えられる。UNIFILの事例にとっても、今後のPKOは、さらに強健なものになっていくべきであろう。 |