イシヅカ カツミ
Ishizuka katsumi
石塚 勝美 所属 国際経営学部 国際経営学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2004 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | Diplomatic and Judicial Response to the Human Rights Violation in East Timor in 1999 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | On-line Journal Paper, Institute of Asia-Pacific Studies |
出版社・発行元 | University of Nottingham |
概要 | この論文は、1999年9月の東ティモールにおける住民投票の直後に発生した、反独立派民兵による反乱によって起こされた反人道的犯罪に対する司法の対応について論じている。この反人道的犯罪に対して、インドネシア政府と国連がそれぞれ調査委員会や特別裁判を設置したが、満足すべき結果は得られていない。これはインドネシアにおいては、伝統的なインドネシア軍と司法の癒着構造があげられる。また反独立派民兵を指揮したインドネシア軍隊のメンバーも政府によって実質上保護されている。また国連側も物的・人的両資源に恵まれず、またインドネシア政府からも本来あるべき協力体制が得られていない。また東ティモール政府も、財政面を考慮すると国内の刑務所を拡大することは出来ず、結果的には公正な司法が取られていない。よって国際刑事裁判が東ティモールには必要であろう。 |