イナモト マリコ   Inamoto Mariko
  稲本 万里子
   所属   人文学部 日本語日本文化学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2005/04
形態種別 論文
招待論文 招待あり
標題 「『源氏物語』の絵画化と意匠化―日本美術史の視点から」
執筆形態 単著
掲載誌名 立石和弘・安藤徹編『源氏文化の時空』(『叢書〈知〉の森』第5巻)
掲載区分国内
出版社・発行元 森話社
巻・号・頁 46-61頁
概要 本稿は、『源氏物語』の絵画化と意匠化の側面から、平安時代から江戸時代までの源氏文化について、日本美術史の立場から記述したもの。現存最古の遺品である「源氏物語絵巻」と「源氏物語絵巻」以降江戸時代に至るまで数多く描かれた冊子、色紙、画帖、屏風の源氏絵、さらに、浮世絵における源氏絵、明治時代以降の日本画家による源氏絵、蒔絵の意匠、源氏模様の着物、貝合と雛人形、源氏香のデザインなどについて、その概要と研究史、現在の研究状況を概観し、今後は、これらの源氏文化が権力と性愛の表象として、いかに機能してきたか検討する必要があると、展望を述べた。