シノダ マリコ   Shinoda Mariko
  篠田 真理子
   所属   人間社会学部 社会園芸学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2004/03
形態種別 論文
査読 査読あり
標題 異郷・郷土・自然-「自然の記念物」の概念と自然観の変遷(査読付き)
執筆形態 単著
掲載誌名 21世紀COE強制のための国際哲学交流センター「UTCP研究論集」
巻・号・頁 (1),1-21頁
概要 「自然の記念物」の概念が、18世紀のトマス・ジェファーソンから、19世紀のアレキサンダー・フンボルト、シャトーブリアンを経て、19世紀末にプロイセンで制度化されるまでの変遷をたどった。当初「自然の記念物」の概念は、非ヨーロッパ世界の原野の中を旅行するヨーロッパが人間の痕跡を求めることから始まった。しかし、19世紀に森林伐採や近代化の進行により、自然が失われつつあるという喪失感が広まったことにより、守るべき自然の象徴と変化したことを明らかにした。また「自然の記念物」の概念は、一般的な記念物(モニュメント/記念碑)への注目が高揚した時期に大きく変化していることも示した。