シノダ マリコ   Shinoda Mariko
  篠田 真理子
   所属   人間社会学部 社会園芸学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2000/04
形態種別 論文
標題 学術的意義と地域性との隘路-大正期の天然紀念物調査報告書に基づいて
執筆形態 単著
掲載誌名 日本科学史学会生物学史分科会会誌「生物学史研究」
巻・号・頁 (65),15-32頁
概要 天然紀念物のフィールド調査の報告書を、省庁(文化庁)に補完されている当時の資料とつき合わせて分析し、自然誌敵調査・研究と保存の実践との関係を歴史的に検討した。行政にとって保存の実務には地域住民の協力が不可欠であり、その際に住民が「自発的・自主的」に愛護・保護に当たることを求めた。研究者らは研究上の価値について基準を持っていたが、地域住民の意向はそれと必ずしも同一ではなく、進行の対象になっているものも指定し、その両立が目指されていたことを示した。