マツダ マリコ   Mariko Matsuda
  松田 真理子
   所属   京都文教大学  臨床心理学部 臨床心理学科
   京都文教大学  臨床心理学研究科 博士後期課程
   京都文教大学  臨床心理学研究科 博士前期課程
   職種   教授
発表年月日 2019/11/15
発表テーマ 心身医療Tips⑩ 箱庭療法 箱庭療法の基礎と臨床事例について
会議名 第2回日本心身医学関連学会合同集会
主催者 第2回日本心身医学関連学会合同集会 大会長 久保 千春(九州大学 総長)
開催地名 大阪 中央公会堂
会議区分 国内会議
講演区分 講師
単独共同区分 単独
招待講演 招待講演
発表者・共同発表者 箱庭療法の適応年齢は3歳以上から上限はなく、対象としては自己啓発を目指す者、神経症圏、心身症、人格障害、精神病圏まで幅広い。箱庭療法は無意識的なイメージの流出を促すため、治療的に作用する一方で破壊的に働く場合もあり、破壊的表現が続いたり、治療者が危険を感じる場合は中止する必要もある。箱庭療法への導入の可否に関する指標として中井久夫が風景構成法を考案している。
 箱庭療法の特徴として非言語性、簡便性、触覚性、視覚性、ドラマ性などが表現されることであり、心理療法の全体の流れの中の一環として制作された箱庭を系列的に理解することが重要である。その観点として、①まとまり、豊かさ、繊細さ、流動性、生命力など全体的な印象、②ミニチュアの置かれている場所、置かれていない場所、③自己の象徴の顕現、世界の統合、闘い、死と再生、渡河などの主題に注意を払うことである。
 箱庭療法はクライエントの自己治癒力を最大限に引き出すと同時に、セラピストの潜在力をも最大限に開発すると言われている。本セミナーでは筆者の事例も挙げながら、箱庭療法の実際について呈示したい。