オカモト キヨミ   Kiyomi Okamoto
  岡本 浄実
   所属   京都文教大学  こども教育学部 こども教育学科
   職種   教授
発表年月日 2017/02/19
発表テーマ ルーブリックを活用した利用者理解の試み ~ボードゲームを教材とした楽しみの視覚化~
会議名 第23回日本介護福祉教育学会
主催者 日本介護福祉教育学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
開催地名 金城大学
発表者・共同発表者 ◎岡本 浄実(京都文教大学)、野田 由佳里(聖隷クリストファー大学)
概要 介護過程では、介護計画書の作成においてアセスメントから情報の解釈・関連付け・統合化し課題を抽出し優先順位を示す。本研究では、介護計画書の長期目標の課題及び短期目標達成における具体的な支援内容及び方法に着目した。特に対象者の余暇の過ごし方や楽しむことを課題にしたとき具体的な支援内容や方法を示すことができない傾向にある。本研究では、生活の楽しみについてルーブリック評の視点を用いて視覚化を試みた(以下:ルーブリック)。ボードゲームを体験した学生の感想からは、「60歳代の高齢者が子育てしている時代の生活をイメージすることができた」「高齢者というと戦争体験というイメージがあった」「一つの出来事を家族の立場で考えることができた」「出来事(コマ)に対する考えがみんな違った」など、ルーブリックについては、「無意識にいい点をとるためにと考えた」「楽しみをいろいろな角度でみることは今まで考えなかった」などの記述があった。ルーブリックを用いて思考を見える化することは、利用者の楽しみの具体的な方法を説明する力であると同時に利用者の目標達成へのステップを示す視点にもつながるといえる。