マツダ マリコ   Mariko Matsuda
  松田 真理子
   所属   京都文教大学  臨床心理学部 臨床心理学科
   京都文教大学  臨床心理学研究科 博士後期課程
   京都文教大学  臨床心理学研究科 博士前期課程
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2021/03
形態種別 研究論文(学術雑誌)
招待論文 招待あり
標題 第2回日本心身医学関連学会合同集会 教育企画 箱庭療法の基礎と臨床事例について
執筆形態 単著
掲載誌名 心身医学
掲載区分国内
巻・号・頁 61(2),139-145頁
概要 箱庭療法は心理療法の一形態であり、主に教育領域や医療領域で使用されている。箱庭療法のもとになったのは子どものための心理療法として1929年にLowenfeld,M.が創始した世界技法であり、Jung,C.G.に子どものセラピストとしての才能を認められたKalff,D.M.がユング心理学の理論を用いて箱庭療法として発展させた。箱庭は一つ一つの作品を個別にみるのではなく、箱庭作品全体を通しての流れをみることが大切であり、さらに箱庭を通して、カウンセリングの流れを予見できるかどうかも重要な視点である。箱庭療法は無意識的なイメージの流出を促すため、治療的に作用する一方で破壊的に働く場合もあり、臨床家は箱庭療法の両価性を知悉し、臨床に活かすことが重要である。箱庭療法導入の可否については中井久夫が考案した風景構成法における彩色ショックや彩色段階における川と道の混交について呈示した。また、事例として強迫神経症で苦しむ20代女性による箱庭表現を呈示し、心理療法における箱庭表現から見えてくるものについて検討した。