カワモト ナオキ   Naoki Kawamoto
  河本 直樹
   所属   京都文教大学  総合社会学部 総合社会学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1991/05
形態種別 研究論文(学術雑誌)
査読 査読あり
標題 流行記述情報の構造(第1報)スタイルイメージ表現用語の特性
執筆形態 共著
掲載誌名 日本繊維製品消費科学会誌
掲載区分国内
出版社・発行元 日本繊維製品消費科学会
巻・号・頁 32(5),217-224頁
著者・共著者 ◎川崎健太郎、河本直樹
概要 本報は業界専門紙に掲載される流行情報の内, 着装の印象表現に使われる用語の分析に関するものである.すなわち, 約1000語に及ぶ形容語について記事に使われる出現頻度をシーズンごとに数え, 用語ごとに時系列の推移をチェックする方法である.
最近の3年間, 春夏・秋冬の計6シーズンにわたって, シーズンごとに出現する形容語の出現頻度の傾向を調べると, いつも上位にランクされ毎シーズン数多く用いられる表現・・・・・・定常表現・・・・・・と, シーズンによって使用頻度が大幅に変わる表現用語・・・・・・変動表現・・・・・・があることがわかった.
なお, トップランク35位までの各用語について, 期間中の出現頻度平均をx軸に, 期間中の変動係数をy軸にとると,
y=ax-b (a, bは経験定数)
の関係があることがわかった.
すなわち, この定常表現用語は女性の着装を形容する基本的な表現で, 各シーズンのスタイルデザインの流行の如何に関わらず, 恒常的に用いられる形容語であることがわかる.