スギモト セイコ   Seiko Sugimoto
  杉本 星子
   所属   京都文教大学  総合社会学部 総合社会学科
   職種   教授
研究期間 2018/04~2021/03
研究課題 鶴見和子の内発的発展論を「受苦と共生の社会運動論」として現代に再考する実践的研究
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 独立行政法人日本学術振興会
研究種目名 基盤研究B(一般)
科研費研究課題番号 18H0093
キーワード 内発的発展論,鶴見和子,共生,社会運動論,社会思想史
科研費分類社会学
代表分担区分 研究代表者
代表者 杉本星子
連携研究者 平岡聡、高石浩一、小林康正、鶴見太郎、加藤千香子、西川祐子他
概要 東日本大震災以降、地域づくりや地域力への関心が高まるとともに、地域住民が主導する地域の文化・資源に根差した地域発 展の在り方として鶴見の内発的発展論が改めて見直されている。  本研究は、①鶴見の内発的発展論の原点でありながらまだほとんど研究が着手されていない京都文教大学鶴見和子文庫の水俣 調査記録等一次資料のデータベース化を通して、鶴見が生涯をかけて考え続けた内発的発展論の軌跡を明らかにし、②その内発 的発展論を「語る・聴く・書く・読む」という言葉の共有を通した「受苦と共生(ともいき)の社会運動論」として戦後の社会思 想史のうちに位置付け直すとともに、③少子高齢化や社会格差の拡大等によって社会的弱者が多数化する現代社会における「受 苦の共感」を通した「創造的な共生(ともいき)社会」の構築に向けた社会運動論として学際的に議論し批判的に継承すること を目指している。