ヒラツカ ツトム   Tsutomu Hiratsuka
  平塚 力
   所属   京都文教大学  総合社会学部 総合社会学科
   職種   准教授
研究期間 2018/04~2019/03
研究課題 義務化以前のファカルティ・ディベロップメント(FD)に関する調査研究―1960 年代の京都における「大学教育研究集会」を中心に
実施形態 機関内共同研究
研究委託元等の名称 京都文教大学
研究種目名 学長指定研究 C(大学教育・FD関連分野)
代表分担区分 研究代表者
概要 FDの義務化は、大学設置基準(第25条の3)によって、「大学は、当該大学の授業の内容及び方法の改善を図るための組織的な研修及び研究を実施するものとする」とされた2008(平成20)年である。しかるに京都では1962(昭和37)年12 月、市内の諸大学(京都大学、同志社大学、立命館大学、京都学芸大学、京都女子大学、大谷大学など)が共同で、「大学教育研究集会」を実施したという記録が残っている。これは各大学の教員が大学教育の日常実践を研究し報告するという形態をとっており、今日のFDの先駆である。それでは、なぜ「大学教育研究集会」が、FDが義務化される約半世紀前にすでに実施されていたのか、またその場がなぜ「京都」だったのか、さらにこうした京都での取り組みは1970 年代にどう引き継がれたのか。こうした問いを解明し、義務化時代のFDを再考することが本研究の目的である。